FP相談事例

初めまして^^ファイナンシャルプランナーの河野靖史です💰

そもそもファイナンシャルプランナー(以下FPと表記)とはなんでしょうか?

FPとは簡単にいうと【お金に関する豊富な知識を持っている、いわばお金の専門家】のことです。

家系の見直しや、老後の相談、投資や保険、住宅に関する事まで、専門的な立場から、相談者状況等に合わせて、適切な提案やアドバイスを行います。

「FPに相談したいな・・・」
・そうは思う物のどこから手をつけていいのか?
・FPにどんな事を相談していいのか?
・FPってたくさんいるけど誰に依頼すればいいの?
等々どうすればいいのか分からない方もいらっしゃるかと思います。

私はこの記事を通してお金に関する事が、より相談しやすく、FPの相談って意外と簡単に出来るんだね!と思って頂ける様に実際どんなお客様とどんなやりとりをしているか等、記事をはじめました。

この記事を読んで頂いて、
・あ、みんな意外と単純な相談してるんだ!
・あ、それ当てはまる!
・じゃ一回相談してみよう!
と思って頂けるととても嬉しいです。

是非最後まで読んでみてください。

では実際にどんな相談が出来るのでしょうか。

私河野のお客様でご相談の多かった事例を第一回目として簡単にシンプルにお伝えしようと思います。

きっと多くの方が漠然と似たような悩みはあるかと思います。

お金を貯めたい・・・でも貯まらない・・・


☆今回の相談者☆

夫 27歳 妻 27歳
約1年前に結婚
夫婦共働きで合わせて月収手取り約47万円
月々の家賃は約10万円


〈相談内容〉
 独身時代の貯蓄は結婚式費用等に充てため貯蓄はお互いゼロからのスタート。
1年間結婚生活をしているが、全く貯蓄ができていない。
そんなに贅沢をしているという感覚もない。むしろコロナ禍で外食は基本的にはない。
今後は子供欲しいし、子供ができた時の為の教育資金や、マイホームを持つ夢もある。

 □1回目のお打ち合わせ〈状況のヒヤリング〉□

まずは、毎月の支出で固定費以外で何にいくら支出しているかヒヤリング。
基本はクレジットカードでの支払いで何にいくら使っていたかは毎月は確認されていなく勝手に口座から落ちているとの事。
昨今、便利キャッシュレス時代ということもあり、現金での支払いはほぼなし。
クレジットカードの明細も郵送ではなく、オンラインで見る設定にしている。

※状況は把握できたので、まずは収入と支出の把握からお願いしました。
具体的には、キャッシュフロー表に直近3ヶ月の収入と支出を記載頂き、次回のお打ち合わせの際にそれを元に一緒に問題点の抽出をする事が狙いです。

□2回目のお打ち合わせ〈現状把握と問題点の抽出・対策〉

キャッシュフロー表を書いて頂き当日のお打ち合わせに持参頂きました。
ここで一番の問題点。
固定支出である家賃・光熱費等や流動支出である食費や日用品等は把握されていました。
しかし、それ以外の支出は『自分で自由に使えるお金』と書いてらっしゃいました。

そこで『自分で自由に使えるお金』の中身を把握頂く為、クレジットカード明細を見て頂き、何にいくら支出しているのか改めて書いて頂きました。

すると、旦那様は趣味であるゲームや、フィギュア集め等に出費。ほとんどの買い物がオンラインショッピングでの物でした。

奥様はというと、お洋服やバッグなどのショッピングが大好き。特にお給料日付近は、1ヶ月のご自身へのご褒美ということでお店に寄ってはクレジットカードでの買い物を繰り返していたとの事です。

・ここでの問題点は、余ったお金を『自分で自由に使えるお金』と考えられてい支出の内訳を全く理解されていなかったこと。

・ご夫婦お二人ともおっしゃっておりましたが、独身時代と同じような感覚でお金を使ってしまっているとの事でした。

改めてご夫婦で現状の把握をして頂くと、その場での欲求は満たされるけど、後々本当に必要かと考えた時に、そうじゃないものが多かった。

ご夫婦の目標は将来生まれてくる子供の教育資金やマイホーム資金。
無駄を省いて貯蓄にいくら回せるの考えて頂き、後日3回目のお打ち合わせに教えて頂く事に致しました。

 3回目のお打ち合わせの前にあるお願いを致しました。
それは、貯蓄にいくら回せるか考えて頂くときに、余ったお金を貯蓄に回すという考えではなく、お給料が入った際に、先に夫婦で決めた貯蓄額を避けて頂き、残ったお金で1ヶ月生活が出来るか考えてください。と話を致しました。

これまでたくさんのお客様とお話しさせて頂きましたが、1か月経ってお金を貯蓄に回せた方はほぼ聞いた事がございません🙅‍♂️。
また、先に貯蓄額を別に分けてやられる方の方が圧倒的に資産構築はできております。

貯蓄をする上での鉄則ですね💡

□3回目のお打ち合わせ〈今後の提案と実行〉

上記のポイントを踏まえ、ご夫婦でいくら貯蓄に回せるのかお打ち合わせを致しました。
ご主人様は5万円、奥様は4万円、合計9万円を貯蓄に回せる事に。
大事な事は、今まで夫婦別々でそれぞれの趣味を楽しまれていましたが、この貯蓄に関しては、夫婦合算で協力して目的に向かって運用して行く事の大切さをお伝え致しました。

ここで運用していく9万円を当初の目的であった教育資金や住宅資金、それぞれ目的別に分割し運用していく事を提案致しました。教育資金や住宅資金の他、余裕資金も追加し、合計3つに分けて運用していく事で意思確認。

※9万円の内訳※

目的⑴ 将来の子供の教育資金・・・3万円
👉子供の教育費や大学費用として運用。
金融商品(保険or投資信託)のご提案&アドバイス。
今回ご提案した商品は10年間で合計360万(毎月3万円×12×10年間)支払って頂き20年後には428万円になる試算の商品です。

目的⑵ マイホーム頭金等に活用する住宅購入資金・・・4万円
👉
住宅費用としてこちらも同じように
金融商品(保険or投資信託)
のご提案&アドバイス。
上記と同じ様にこちらは、毎月4万円の積立に加えボーナスの50万円も積立し、1年間で合計98万円ずつ運用します。今回目指した運用ですと、年間98万円を5年間運用・投資した場合、約570万円になる試算でした。

※注意点※
上記目的⑴並びに目的⑵でご紹介した商品ですが、あくまで試算値ですので約束された金額ではありません。

目的⑶ 余裕資金(緊急資金)・・・2万円
👉
何か緊急的に資金が必要なときに使うお金。預貯金。

以上のお打ち合わせを、ご夫婦と行い、一緒に問題把握から解決と実行へと移して行きました。

お金を貯めたいと思ってるけど中々うまくいかない方へ

何となく資産形成をしたい。資産運用をしたい。こう思われている方はとても多いです。しかし、思ってはいるけれども、何をしていいのか分からない。何から始めていいのか分からない方が大半です。

そんな時、誰かに相談し、背中を押してもらいたい!こう思われた経験がある方は多いのではないのでしょうか。私自身も何かを始めよう、何かを決断する時、背中を押してもらった経験があります。

今回このご夫婦は専門家(プロ)に相談することでご夫婦では気づかない問題点が分かり、どういしたらいいのか分からない事に向き合う事ができ、実行まで至りました。

 資産形成は時間がかかります。たまに取り崩そうかなーと思うこともあるかもしれません。
強制力も時には必要かもしれません。
 そんな時こそ寄り添えるFPでありたいと思っております。

☆次回は☆

お金の事と言えば家庭持ちの方だけ考えればいいんでしょ?
よく質問頂きます。
👉いえいえ、そんな事はございません。

独身の方からのご意見やご依頼頂いた内容をご紹介できたらと思います。

(執筆者・ファイナンシャルプランナー 河野 靖史

大手生命保険会社に就職後、1社専属商品だけではお客様のニーズには合致が困難と大手総合金融会社に転職。大手総合金融会社での経験を経て現在は独立系FPとして現在の会社に所属。担当顧客400人を超え、法人実務経験も豊富に持つ。

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